One of the 24 solar terms in the traditional Japanese calendar.
穀雨とは?二十四節気のひとつ
穀雨(こくう)とは、二十四節気のひとつで、穀物をうるおす春の雨が降るころを表す言葉です。
国立天文台では、穀雨を太陽黄経30度の時期としており、二十四節気では「清明」の次、「立夏」の前にあたります。
「穀雨」という名前からも分かるように、春に降る雨が農作物の成長を助ける時期という意味が込められています。
ただし、穀雨=必ず雨が降る日という意味ではありません。
あくまでも、季節の移り変わりを表す節目のひとつです。
30秒で分かる「穀雨」
- 穀雨は二十四節気のひとつ
- 読み方は「こくう」
- 太陽黄経30度に達する時期
- 「穀物をうるおす春雨が降るころ」を表す
- 清明の次、立夏の前
- 春から初夏へ向かう季節の節目
春も終わりに近づき、植物や農作物が成長していく時期。
それが「穀雨」です。
2026年の穀雨は4月20日
2026年の穀雨は、4月20日10時39分です。
国立天文台の暦要項によると、2026年の穀雨は太陽黄経30度となる4月20日10時39分にあたります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 二十四節気 | 穀雨 |
| 読み方 | こくう |
| 2026年 | 4月20日 |
| 時刻 | 10時39分 |
| 太陽黄経 | 30度 |
| 前の節気 | 清明 |
| 次の節気 | 立夏 |
二十四節気は、単純に「毎年○月○日」と固定されているものではありません。
太陽の位置を基準に決められているため、年によって日付や時刻が変わります。
なぜ「穀雨」という名前なの?
「穀雨」という言葉をそのまま見ると、
穀物+雨
ですよね。
これは、春に降る雨が穀物などの作物をうるおし、成長を助ける季節という考え方につながっています。
国立天文台の二十四節気の説明でも、穀雨は**「穀物をうるおす春雨が降る」**時期とされています。
冬の寒さを越え、春の暖かさが増してくるころ。
そこに雨が加わることで、植物にとっても成長しやすい季節になっていきます。
穀雨は「雨が多い日」という意味ではない
ここは少し誤解されやすいところです。
「穀雨」という名前を見ると、
穀雨の日は雨が降る?
と思うかもしれません。
しかし、そういう意味ではありません。
二十四節気は、太陽の位置によって定められた季節の目印です。
そのため、穀雨の日に必ず雨が降るわけではありません。
「穀物を育てる春の雨が降るような季節になった」
という、季節全体の特徴を表した言葉と考えると分かりやすいでしょう。
穀雨の前は「清明」|春が深まっていく
穀雨のひとつ前にある二十四節気が**清明(せいめい)**です。
国立天文台では、清明を「すべてのものが生き生きとして、清らかに見える」時期と説明しています。
清明から穀雨へ。
そして穀雨から立夏へ。
こうして並べてみると、
春が深まる → 雨が植物をうるおす → 夏の気配が近づく
という季節の流れが見えてきます。
穀雨のころ、自然はどう変化する?
穀雨のころになると、春の植物はさらに成長していきます。
木々の緑が濃くなり、草花も増えていきます。
農作物にとっても、春から初夏へ向かう重要な時期です。
「穀物をうるおす雨」という名前には、こうした自然の変化を昔の人が季節の言葉として捉えていたことが表れています。
穀雨の次は「立夏」
穀雨の次にやってくる二十四節気が**立夏(りっか)**です。
国立天文台では、立夏を「夏の気配が感じられる」時期としています。
つまり穀雨は、春の終盤に位置する節気です。
穀雨を過ぎると、
春 → 初夏
へと季節が移っていきます。
「まだ春なのに、なんとなく暑くなってきた」
と感じるころが近づいてくるわけですね。
穀雨と農作業の季節
穀雨という名前からも分かるように、農業との結びつきが強い節気です。
春の雨によって土や植物がうるおい、作物が成長していく。
そんな季節の変化を、昔の人は「穀雨」という短い言葉に込めました。
現代では天気予報や農業技術が発達していますが、二十四節気を通して季節を見ると、昔の暮らしが自然の変化と密接につながっていたことが分かります。
穀雨を知ると、春の終わりが見えてくる
「穀雨」という名前だけを見ると、少し難しい言葉に感じるかもしれません。
でも、
春の雨が穀物や植物をうるおし、成長を促すころ。
そう考えると、ぐっと身近になります。
そして穀雨の次には立夏が待っています。
春の雨を受けて植物が育ち、やがて夏へ向かっていく。
穀雨は、そんな季節のバトンタッチを感じさせてくれる二十四節気なのです。
まとめ|穀雨は春の雨が大地をうるおす季節
穀雨は、二十四節気のひとつ。
太陽黄経30度の時期にあたり、**「穀物をうるおす春雨が降るころ」**を表しています。
穀雨の日付を年代別に調べる
穀雨は毎年同じ日になるとは限りません。
二十四節気は太陽の位置を基準に決められているため、年によって日付や時刻が変わります。
「今年の穀雨はいつ?」「過去や未来の穀雨は何日?」といった場合は、年代から調べることができます。
清明の次に訪れ、その次には立夏がやってきます。
春から初夏へ。
植物が成長し、季節が次の段階へ進んでいく。
「穀雨」という言葉には、そんな日本の春の風景がぎゅっと詰まっています。

