大雪(たいせつ)とは、雪が本格的に降り始め、冬の厳しさが増していく頃を表す二十四節気のひとつです。
毎年12月7日頃から8日頃に訪れ、山間部だけでなく、地域によっては平地でも雪が降る季節に入ります。
「大雪」という漢字から、大量の雪が降る日を想像するかもしれません。しかし、二十四節気の大雪は、特定の日に必ず大雪が降るという意味ではありません。季節の移り変わりを表す暦の区分です。
この記事では、大雪の意味や読み方、時期、季節の特徴、冬の暮らしとの関係、次の節気である冬至との違いをわかりやすく解説します。
One of the 24 solar terms in the traditional Japanese calendar.
大雪とは?30秒でわかる大雪の意味
- 読み方: たいせつ
- 二十四節気での順番: 第21番目
- 時期: 毎年12月7日頃〜8日頃
- 季節: 冬
- 特徴: 寒さが増し、雪の降る地域が広がっていく頃
- 次の節気: 冬至
大雪は、二十四節気のうち立冬、小雪に続く冬の節気です。
小雪が「雪が降り始める頃」を表すのに対し、大雪は雪が本格化し、冬らしさがいっそう深まる時期とされています。
ただし、雪の降り方は地域によって異なります。北海道や東北、山間部などでは積雪が増える一方、比較的温暖な地域では雪がほとんど降らないこともあります。
大雪はいつ?毎年日付が変わる理由

大雪は、一般的に12月7日頃から8日頃に訪れます。
二十四節気は、太陽の見かけ上の位置をもとに季節を区分したものです。そのため、毎年同じ日付になるとは限りません。
正確な日付は年によって変わるため、特定の年の大雪の日を知りたい場合は、その年の二十四節気カレンダーで確認するとよいでしょう。
大雪の季節には何が起こる?
大雪の頃になると、冬の寒さが本格的になり、地域によってさまざまな変化が見られます。
雪が降る地域が広がる
寒気の影響を受けやすい地域では、雪が降る日が増え、山間部などでは積雪が深くなっていきます。
一方、太平洋側の温暖な地域では、晴れた日が続くこともあります。大雪は全国一律に雪が積もる日ではなく、冬が深まる季節の目安として捉えるとわかりやすいでしょう。
朝晩の冷え込みが強まる
気温が下がり、朝晩の冷え込みが厳しくなる頃です。
外出時の防寒対策はもちろん、地域によっては路面の凍結や積雪にも注意が必要になります。天気予報を確認しながら、冬の暮らしに備えていきたい時期です。
冬支度を進める時期
大雪の頃は、冬本番に向けて身の回りを整える時期でもあります。
暖房器具の点検、冬用の寝具や衣類の準備、雪が降る地域では車の冬用タイヤや除雪用品の確認など、暮らしに合わせた冬支度を進めると安心です。
大雪にまつわる風習と食べ物
大雪には、冬至のゆず湯やかぼちゃのように、全国的によく知られた共通の風習があるわけではありません。
その一方で、地域ごとの冬支度や、寒い季節に旬を迎える食材を楽しむことができます。
冬の旬の食材を楽しむ
大雪の頃は、寒さが深まるなかで、冬の味覚を楽しむ機会も増えてきます。
たとえば、ブリやタラなどの魚、白菜や大根といった冬野菜は、鍋料理や煮物にもよく使われます。旬や出回る時期は地域や年によって異なりますが、温かい料理を囲むことは、冬の暮らしの楽しみのひとつです。
地域に合わせて冬への備えをする
雪の多い地域では、除雪の準備や車の冬支度が欠かせません。雪が少ない地域でも、冷え込みや乾燥に備えて、暖房や衣類を見直すよい機会です。
二十四節気は、自然の変化を暮らしの目安としてきた暦でもあります。大雪を、冬の備えを確認する節目として活用するのもよいでしょう。
大雪と小雪・冬至の違い
大雪の前後には、小雪と冬至があります。それぞれの意味を比べると、季節の進み方がわかりやすくなります。
| 節気 | 時期の目安 | 意味・特徴 |
|---|---|---|
| 小雪(しょうせつ) | 11月22日頃〜23日頃 | 雪が降り始める頃 |
| 大雪(たいせつ) | 12月7日頃〜8日頃 | 雪が本格化し、冬が深まる頃 |
| 冬至(とうじ) | 12月21日頃〜22日頃 | 一年で昼が最も短くなる頃 |
小雪から大雪へ進むと、寒さがいっそう強まり、雪の降る地域も広がっていきます。
そして大雪の次に訪れるのが冬至です。冬至は、雪の量ではなく、昼と夜の長さに関係する節気です。
このように、二十四節気はそれぞれ異なる自然の変化を表しています。
大雪は冬本番に向かう節目
大雪は、雪が本格的に降り始め、冬の寒さが深まる頃を表す二十四節気です。
実際の雪の量や気温は地域によって違いますが、冬支度を進めたり、季節の食材を楽しんだりする目安になります。
暦の言葉を知ることで、毎年訪れる冬の変化にも目を向けやすくなります。大雪を迎えたら、身近な自然や暮らしの様子から、冬が深まっていく気配を感じてみてはいかがでしょうか。

