「大寒(だいかん)とは、どんな時期?」
大寒は、二十四節気のひとつで、冷気が極まり、最も寒さがつのるころを表す言葉です。
一年の中でも特に寒さが厳しくなる時期にあたり、「大寒」という名前からも、その季節感が伝わってきます。
ただし、大寒は「一年で最も寒い日」という意味ではありません。
二十四節気では、太陽の動きを基準に季節を区切っているため、大寒は寒さのピークを示す季節の目印と考えると分かりやすいでしょう。
この記事では、大寒の意味や2026年の日付・時刻、小寒との違い、なぜ大寒のころが寒いのか、そして大寒を過ぎると季節がどう変わっていくのかまで、わかりやすく解説します。
One of the 24 solar terms in the traditional Japanese calendar.
30秒で分かる「大寒」
まずは、大寒について知っておきたいポイントをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | だいかん |
| 二十四節気 | 冬の6番目 |
| 太陽黄経 | 300度 |
| 意味 | 冷気が極まり、最も寒さがつのるころ |
| 時期 | 1月20日ごろ |
| 2026年 | 1月20日(火) |
| 2026年の時刻 | 10時45分 |
| 次の節気 | 立春 |
国立天文台では、大寒を太陽黄経300度としており、「冷気が極まって、最も寒さがつのる」と説明しています。
大寒とは?二十四節気のひとつ
大寒は、二十四節気の最後にあたる節気です。
二十四節気は、一年を太陽の動きに基づいて24の区切りに分けたもの。
大寒はその24番目に位置し、冬の最後の節気でもあります。
冬の二十四節気は、
立冬 → 小雪 → 大雪 → 冬至 → 小寒 → 大寒
という順番で進みます。
そして大寒の次にやってくるのが、
立春
です。
そのため大寒は、単純に「寒さの真ん中」というだけではなく、冬の終わりと春の入口をつなぐ節目でもあります。
2026年の大寒は1月20日
2026年の大寒は、
2026年1月20日(火)10時45分
です。
国立天文台の2026年暦要項では、大寒を太陽黄経300度として、1月20日10時45分としています。
ここで覚えておきたいのが、大寒は「1月20日という一日そのもの」を定義したものではないという点です。
天文学的には、太陽が黄経300度となる瞬間が大寒です。
そのため、大寒の日付や時刻は年によって変わります。
「大寒は1月20日ごろ」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
「大寒=一年で一番寒い日」ではない?
大寒という名前を見ると、
「一年で一番寒い日なのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、これは少し違います。
大寒は、寒さが最も厳しくなるころを表す二十四節気です。
実際の気温は、地域や天候によって大きく変わります。
ある年の大寒の日が特別暖かいこともあれば、大寒を過ぎてから強い寒波がやってくることもあります。
つまり、
大寒=気温が一年で最低になる特定の日
ではありません。
太陽の動きを基準にした「季節の区切り」と、実際の天候・気温には時間差や変動があります。
ここを分けて考えると、大寒という言葉の意味がより分かりやすくなります。
大寒の前は「小寒」|寒さが深まっていく時期
大寒のひとつ前にあるのが**小寒(しょうかん)**です。
冬の後半は、
冬至 → 小寒 → 大寒
と進んでいきます。
小寒は「寒の入り」とされ、寒さが次第に厳しくなっていく時期です。
そして、その次に大寒がやってきます。
国立天文台では、小寒を「寒の入りで、寒気がましてくる」、大寒を「冷気が極まって、最も寒さがつのる」と説明しています。
名前の通り、
小寒 → 大寒
と進むことで、寒さが一段深まっていくイメージです。
なぜ大寒のころは寒いの?
大寒のころが寒いのは、日本が北半球にあり、冬の時期に太陽の高度が低く、日照時間も短くなるためです。
冬至を過ぎると、少しずつ昼の長さは伸び始めます。
それでも大寒のころは、まだ冬の寒さが続いています。
ここには、地表や海が温まりにくいことなども関係します。
そのため、
冬至を過ぎたらすぐ暖かくなる
というわけではありません。
むしろ冬至から大寒にかけては、寒さを強く感じる季節が続きます。
これは、
太陽の動きによる季節の節目と、実際の気温の変化が完全に同じタイミングではない
ことの分かりやすい例でもあります。
大寒のころは「寒の真ん中」
小寒から大寒までの時期は、暦の上では寒中と呼ばれる時期です。
大寒はその寒中の後半にあたります。
そして大寒を過ぎると、いよいよ次は立春。
つまり、
小寒 → 大寒 → 立春
という流れを見ると、
「寒さが深まる」
↓
「寒さが極まる」
↓
「春の気配へ向かう」
という季節の移り変わりが見えてきます。
もちろん、立春になったからといって急に暖かくなるわけではありません。
国立天文台も、立春は暦の上での春の始まりであり、大寒の直後でもまだ寒い日が続くことを説明しています。
大寒を過ぎると「立春」へ
大寒の次にやってくるのが**立春(りっしゅん)**です。
これは二十四節気の大きなポイントです。
大寒は二十四節気の最後。
その次に立春が来て、また新しい一年の季節のサイクルが始まります。
つまり、
大寒 → 立春 → 雨水 → 啓蟄
と進むにつれて、少しずつ春へ向かっていきます。
まだ寒さが残っていても、暦の上ではここから春へ向かっている。
この「寒いけれど、季節は少しずつ先へ進んでいる」という感覚が、大寒という節気を知る面白さでもあります。
大寒と「寒稽古」「寒中」の文化
大寒のころには、厳しい寒さを利用した日本の文化や習慣もあります。
代表的なのが、寒稽古です。
寒さの厳しい時期に、武道やスポーツなどの稽古に励むものです。
また、冬の厳しい寒さを表す「寒中」という言葉も、この時期によく使われます。
ただし、これらは大寒という一日だけに限定されるものではありません。
小寒から大寒にかけての「寒」の時期全体と関連している文化として考えると分かりやすいでしょう。
大寒と「大寒卵」
大寒の時期には、「大寒卵(だいかんたまご)」という言葉を見かけることがあります。
これは大寒の日に産まれた卵を指す呼び方で、縁起物として紹介されることがあります。
ただし、これは二十四節気としての「大寒」の定義そのものではありません。
大寒という暦の節目から生まれた、食文化・縁起物としての習慣と考えるとよいでしょう。
こうした風習を知ると、二十四節気が単なる日付の区切りではなく、昔の暮らしとも結びついていたことが分かります。
大寒は「冬の終わり」でもある
大寒は「一年で一番寒いころ」というイメージが強い節気です。
しかし、二十四節気の並びを見ると、もうひとつの顔が見えてきます。
それは、
冬の最後の節気
であることです。
大寒の次は立春。
つまり大寒は、寒さが極まる一方で、暦の上では冬の終わりに近づいている時期でもあります。
寒さのピークと季節の終わりが同じ節気に重なっている。
これが大寒の面白いところです。
大寒を知ると「立春」の意味も分かりやすくなる
「立春」と聞くと、
「もう春なの?」
と感じる人も多いでしょう。
実際には、立春のころも寒い日があります。
それでも二十四節気では、大寒の次に立春が置かれています。
これは、二十四節気が単純に「その日の気温」を表しているのではなく、太陽の動きを基準にした季節の目印だからです。
大寒を知っていると、
寒さが極まる大寒 → 暦の上で春が始まる立春
という流れが理解しやすくなります。
大寒を知ると、冬の見え方が少し変わる
大寒は、
「一年で一番寒い日」
と単純に覚えるより、
「寒さがもっとも厳しくなるころを示す、冬最後の二十四節気」
と考えるほうが、その意味がよく分かります。
冬至を過ぎ、少しずつ昼が長くなっていく。
それでも寒さは続き、小寒を経て大寒へ。
そして大寒を過ぎると、暦は立春へ向かいます。
外はまだ寒い。
けれど、季節は少しずつ次へ進んでいる。
そんな時期が大寒です。
まとめ|大寒は寒さが極まり、春へ向かう節目
大寒とは、二十四節気のひとつで、**「冷気が極まって、最も寒さがつのるころ」**を表します。
2026年の大寒は、1月20日10時45分です。
大寒は一年で最も気温が低い「特定の日」という意味ではありません。
太陽の動きを基準にした季節の節目であり、実際の寒さは地域や天候によって変わります。
そして大寒の次には立春がやってきます。
小寒で寒さが深まり、大寒で寒さが極まり、その先に立春が待っている。
そう考えると、大寒は単なる「寒い時期」ではなく、冬の終わりと春への移り変わりを感じさせる節目として見えてきます。

